ヨトウムシの生態と特徴まとめ!卵から幼虫・成虫までの対策も紹介

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病害虫・害獣について

こんにちは!

30代脱サラ農家の
りょーです。

農家を始めれば誰もが
1度は目にするであろう、
害虫、ヨトウムシ。

毎年、夏から秋ごろにかけ
いつの間にか現れ、大切な農作物を
むしゃむしゃ。

防除せずにそのままにいると被害は
拡大するばかりで大切な農作物は、
食い荒らされてしまいます。

毎年の事ですが、
このヨトウムシに僕は「クソがっ!」
の気持ちを隠せないので。

今回は、 ヨトウムシ撲滅対策!と題し、
ヨトウムシの生態と特徴を徹底的に
調べてまとめてみました。

卵から幼虫・成虫に変化する
ヨトウムシ対策もまとめているので
ヨトウムシが「クソがっ!」と思う方は、
参考にしてみてくださいね。

それでは、早速、参りましょう!

 

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ヨトウムシの生態と特徴を全まとめ

農家そして農作物の
天敵である、ヨトウムシ!

ですが一体、ヨトウムシとは
どんな生態なのでしょうか?

僕ら農家は害虫被害に対し、
農薬を用いて防除を行いますが、
その前に、ヨトウムシの生態について
詳しく抑えておきたいところ。

「敵を知り~」って
言葉があった気がしたので
早速、ヨトウムシの生態について
簡単にまとめてみることにしました。

まず

ヨトウムシとは?

について簡単にご紹介すると
ヨトウムシはその名の通り、

夜間に活動して葉を食害する虫

のことを指します。

このヨトウムシという虫の状態は
実はヨトウガの幼虫にあたり、
本来の姿は蛾(が)です。

つまり

卵→幼虫(ヨトウムシ)→蛹→成虫(ヨトウガ)

とう流れでトランスフォームします。

まるで理科の授業のようですが、
そんなことはさておき!

ヨトウムシの生態を
卵から成虫までの流れを
簡単にまとめると

  1. ヨトウガが葉裏に卵を産みつける(主に春、秋)
  2. ヨトウムシがふ化、群棲して農作物を食い荒らす
  3. 昼間は茂みや土中に隠れる
  4. 夜間になると農作物を食い荒らす
  5. 地中にもぐって蛹化、夏眠、冬眠で過ごす
  6. 9月~10月頃にかけ羽化

というカタチになります。

活動時期に関しては

ヨトウムシの繁殖時期はいつからいつまで?活動が活発な時間帯と防除方法まとめ

にまとめていますが、
4月から11月約半年間にわたり、
産卵、孵化を繰り返します。

ちなみにヨトウムシは

  • ハスモンヨトウ
  • シロシタヨトウ

等、様々な種類があり、
これら全てをヨトウムシ類という
カタチで分類しています。

ヨトウムシの種類や特徴については、

ヨトウムシの幼虫を画像で調査!大きさから緑以外の種類も簡単にまとめてみた

にまとめていますので気になる方は
チェックしてみてくださいね。

 

ヨトウムシの場面別での説明と対策

ヨトウムシを調べれば調べる程、
卵、幼虫、成虫で変態するので、
正直、特徴がまとめにくい!

ってことで、ここからは
卵から成虫へと変化する
ヨトウムシの状態にあわせ、
ヨトウムシの場面別のでの説明と対策を
簡単にまとめてみることにしました。

「ヨトウムシはこんなヤツやで!」

的なノリで見ながら、
状況に応じた対策・防除を
意識してもらたらなと思います。

 

ヨトウムシ(卵)の対策

主に農作物の葉裏に産卵するヨトウガ。

1回の産卵で約数十から数百の
卵を卵塊として産卵。

対策としては

・卵の見つけ次第、駆除

が有効ですが…

ヨトウムシの卵を駆除する方法!ヨトウガの卵塊の画像と探し方も紹介

卵の1番の対策は

ヨトウガに産卵させない!

です。

ただこの対策に関しては、
農家により農作物の種類、栽培方法、
面積が様々なので何とも言えません。

 

ヨトウムシ(幼虫)の対策

イネ科以外のほとんどの植物を
食害するヨトウムシ。

ヨトウムシの幼虫は
成長過程があり、月日と共に

若齢→中齢→老齢

という流れを踏みます。

人間でいう

小学生→中学生→高校生

とはちょっと違いますが、
防除せずに放置すれば老齢になり、
食害が拡散されるって訳ですね。

ヨトウムシの対策としては

ヨトウムシを無農薬で駆除する方法まとめ!繁殖を防ぐ予防・対策も紹介

等がありますが、農家として
現実的に考えるのであれば、

ヨトウムシが若齢時に
消毒による防除がおすすめ

です。

 

ヨトウガ(成虫)の対策

体長約20mmと小型なヨトウガ。

見た目は蛾そのものですが、主に

春先と初秋

に葉の裏側に大量の卵を
数十から数百の卵を卵塊で
産み付けます。

ちなみに1頭あたり、数回に分けて
2000~3000個の卵を産卵します。

数が多ければ多いほど、
恐ろしいとしか思えない
ヨトウガですが対策としては

農作物に近づけないこと

で主な具体的な対策としては

  • 防虫ネット
  • 殺虫灯
  • ストチュウトラップ
  • コンフューザーV

等が存在します。

こればかりは、

ヨトウガを農作物に
来ないようにするには?

の思考を張り巡らせ、
徹底的な予防・対策を
考えて実践しましょう。

 

まとめ

 

ヨトウムシの生態と特徴について
まとめてみましたが
いかがでしたか。

僕ら農家はヨトウムシの食害に
意識するばかりでヨトウムシの
生態には、中々興味を持ちません。

ですがヨトウムシの
生態や特徴を知ることで、
ヨトウムシにとっての対策で

1番大事なポイントは?

が見えてきたのではないか、
と思います。

結局のところ
ヨトウムシ対策より

ヨトウガ(成虫)の予防・対策

が大事です。

人間様にある知恵を用いて
ヨトウムシとの戦いに終止符が
打てるように頑張りたいなと思います。

今30代、40代なっても
「ヨトウムシが~」っとは、
言いたくないかな。

今回のヨトウムシの
生態と特徴について
簡単にまとめると

・生態は卵→幼虫→蛹→成虫に変化する
・食害被害がヤバい
・ヨトウムシの対策は若齢に農薬による防除

になります。

最後までお読み頂きありがとうございました。

農業に関する疑問やお悩み等、
その他ご質問がありましたら
お気軽に下記よりご連絡ください。

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