TPPによる日本の農業へのメリット・デメリットをまとめてみた

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農業の問題・対策について

こんにちは!

30代脱サラ農家の
りょーです。

今日も農業に関する情報を
わかりやすくご紹介します。

さて今回のテーマは

TPP

についてです。

TPP、
Trans-Pacific Partnership Agreement
又は日本読みで環太平洋経済連携協定。

日本では少し前にTPPがニュースで
話題になり連日放送されていましたね。

当時のニュースを見る限り、

「TPP 反対!」「アメリカ離脱、ヤバい!」

といった意見があり、TPPに対するイメージは
マイナスな感じが強かったと思いますが
結局、合意し、現在に至ります。

で、ですよ!

そもそもの話になりますが、

TPPをするメリットやデメリットは
何なのでしょうか?

今となっては「?」ですが、
なぜTPPの参加に対し、特に農業関連が
賛成や反対の意見が多かったのか?

疑問に思ったので。

今回は TPPによる
日本の農業へのメリットやデメリットを
調査しまとめてみることにしました。

子供に聞かれた時に答えられるように
ちょっとしたまとめみたいな感じで
読んでもらえたら幸いです。

それでは早速、参りましょう!

 

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TPPのちょっとした復習

まずはじめに。

「TPPとは何ぞや?」と言う方の為に、
簡単にTPPについてご紹介すると

TPPとは日本読みで
環太平洋経済連携協定のことで
簡単に言ってしまえば

太平洋を囲む国々の間で結ばれる
自由貿易のための協定

になります。

TPPの事については
下記に記載していますので
気になる方はチェックしてみてくださいね。

TPPはいつから始まったのか?2019年の発効後に安くなる食品も紹介

TPP11とはをわかりやすく解説!参加国と合意内容を簡単にまとめてみた

僕らが国内で海外の商品を買う時、
海外の商品には関税がかかっており、
値段が高い場合が多いですがTPPに
参加している国であれば、 関税がなくなり
適正価格で海外の商品を購入することが
出来る
って訳ですね。

分かりやすい例で言えば

海外ブランドのヴィ〇ン→関税あり価格20,000円

がTPPに加入すれば

海外ブランドのヴィ〇ン→関税抜き価格10,000円

といった感じです。

消費者にとっては嬉しい日本の
TPP参加ですが、一方、農業関連の
口コミを見ると

といったマイナスが声が
多数あげられています。

僕ら農家からすると
「怖っ!」「農業オワコン?」
と不安になってしまいますが。

TPP発効による
日本の農業のメリットや
デメリットとは何なのでしょうか?

まずはメリットから探ってみることに。

 

TPPよる農業のメリット

TPPによる日本の農業の
メリットについてですが、
こちらは

海外での需要拡大

になります。

日本を含め海外の農産物の輸出は
基本的に商品として流通するまでに

  • 関税
  • 検疫
  • 流通費

等といったコストがかかりますが
TPPに参加した国でのやり取りの場合、
これらのコストがかからなくなります。

つまりTPPに参加している国であれば、
その他の国と比べて関税がないので
農産物を海外へ安く販売できるので
海外への輸出が増加する可能性がある
という訳ですね。

さらに追い風になるのが
「日本」という国のブランド。

日本食をはじめ、
日本の機械などは
世界的に根強い人気なので
TPP加盟国内での日本の農作物の取引の
需要が高まるのではないか?と予想されます。

まさに日本から世界へ!ですね。

 

TPPによる農業のデメリット

続いてTPPによる日本の農業の
デメリットについてですが、
こちらは

食料自給率の低下

になります。

TPPは関税抜きの自由貿易なので
日本の農作物が海外で関税なしで
流通するようなりますが逆に国内にも
海外の農作物が安く流通するって訳ですね。

消費者にとっては
海外の食品を安く購入できるので
TPP自体はメリットに感じられますが
農家にとってこれは大打撃です。

例えるなら

  • 海外:オレンジ1個50円
  • 日本:オレンジ1個200円

だとすれば、
当然、海外の安い農産物の購入が多くなり、
日本の農産物が売れなくなりますから
そこから考えられる今後を予想すると

農家の減少

です。

どんなに良い作物を作っても
消費者に買ってもらえなければ
僕ら農家は作る意味がないですからね。

TPPにより海外の農作物が流通し、
海外の農作物が売れ国内の農作物が
売れない状況が続くといずれ

日本の農家「農産物全然売れん!農家、辞めた」

日本の消費者「海外の食品に頼りまくり!海外好き好き!」

海外の生産者「日本農家、全然おらんやんwよし価格上げよう!」

日本の消費者「海外の食品高くね?でも買うしか…」

という図式が成り立ちます。

つまり何が言いたいのか?
というと日 本の食料自給率の
低下が続けば日本は今後海外の
農作物に頼って生きなければ
ならいない
ってことですね。

これがいいのか?悪いのか?は
考えなくてもわかることですが…

TPPが発効されて間もないですが、
これからTPPの影響が僕らの生活に
どのように関わっていくのか?
ただただ気になるばかりです。

 

まとめ

 

TPPついてまとめてみましたいかがでしたか。

TPPに参加することで
日本の農業が困る理由が何となく
お分かり頂けたかと思います。

すでに日本はTPPに参加しているので
その影響が少しずつ見え隠れしてます。

これから日本の農業はどうなるのか?

と不安な気持ちで
ただ待っていても意味がないので
これからの時代は状況に応じた行動が
必要なのではないか?と僕は思います。

今回のTPPについて
簡単にまとめると

・メリットは海外需要の拡大
・デメリットは国内自給率の低下

になります。

農業に関する疑問やお悩み、
その他ご質問・コメント等が
ありましたらお気軽に下記よりご連絡ください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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