こんにちは!
30代脱サラ農家の
りょーです。
今日も農業に関する情報を
わかりやすくご紹介します。
さて今回のテーマは
TPP11の農業への影響
についてです。
2018年の12月30日に
しれっと発行されたTPP11。
わが国でTPPが発効され、
すでに半年以上が経ちましたが、
TPP11による日本の農業への影響は
どうなっているのでしょうか?
普通に生活している中では
特に何も変化を感じませんが、
果たして農業はどうなってるのか。
気になったので。
今回は TPP11の農業への影響について
現状から今後どうなっていくのか?を
現役農家の僕が考察予想していきたいと
思います。
TPP11の農業への影響は?
加盟国間での輸入関税を撤廃し、
より自由に貿易を行えるTPP。
TPP11が発効し、
約半年が過ぎましたが、
果たして日本の農業への影響は
どうなっているのか?
早速、困ったときのグーグル先生!
を頼り、調査したところ結論から
申し上げると
今のところ大きな変化はない!
ですね。
TPP発動後に徐々に関税が
撤廃される農業に関連する
食品をまとめると
【農産物】
・米
・麦
・小豆
・かぼちゃ
・いんげん
・落花生
・アスパラガス
・たまねぎ
・にんじん
・こんにゃく芋
・茶
・パインアップル
・ぶどう
・さくらんぼ
・りんご
・もも
・なし
・かき
・くり
・キウイ
・アボガド
・オレンジ
・メロン
・キャベツ
・きゅうり
・さといも
・だいこん
・ねぎ
・はくさい
・レタス
・ほうれんそう
・セロリ
・ブロッコリー
・ピーマン
【畜産】
・牛肉
・豚肉
・鶏肉
・鶏卵
・乳製品
等が存在します。
めっちゃ数が多くて
「全部じゃん!」感がありますが、
ただこれらの農産物は
- すぐに関税撤廃されるモノ
- 数年から10年をかけ関税撤廃されるモノ
の2種類が存在しています。
この仕組みが徐々に関税撤廃と言う
まるで消費税に慣れさせるような
仕組みにイラっとしますが…
ただ2019年、現時点で
関税撤廃されてる農産物の数は、
まだ限定的なので日本の農業に
大きな影響はまだないと言えます。
ただ年月が経つにつれTPP11により、
関税撤廃の農産物は増えていくのは
間違いありません。
TPPはいつから始まったのか?2019年の発効後に安くなる食品も紹介
これから1年後。
この記事を見直したら
TPP11による農業への影響は
少しずつ変化しているのではないか?
と思うとちょっと怖いと感じるばかりです。
TPP11による農業への影響は、
僕がこのブログを運営する限り、
追記していきたいと思います。
今後どうなるのかを予想
TPP発効による
日本農業への影響について
ネット上で口コミを調査すると
TPP発動で国内農家への影響がわかってきた。これでも聖域は守ったと言える自民党って…ある意味スゴいと思うわ… pic.twitter.com/shPmop7876
— 無外流の狼 (@miburou3) November 4, 2015
メモ「財務省貿易統計
1月から6月までの半年間の
豚肉の輸入量は、対前年同期比
デンマーク+7%、
カナダ+4%
アメリカ-3%牛肉の輸入量は、
カナダ+200%
ニュージーランド+44%、
メキシコ+26%
アメリカ+5%TPP加盟国とTPP離脱アメリカとの関税差が影響」https://t.co/PbHdaNZZou
— 笹山登生 (@keyaki1117) August 18, 2019
TPPの影響だな。
毎年、天候を言い訳にした不作を訴えて値上げする国産野菜よりも、海外産でも使いやすい冷凍野菜が売れているんだろうな。
今年度は冷凍ポテトの関税が撤廃されるけどどうなるんだろうな。 https://t.co/n9hQPE7b1M— ラムネ (@__lamune__) August 17, 2019
【国破れてTPP在り】アメリカの農薬基準は、殺虫剤で日本の80倍、殺菌剤は60倍!!日本よりも遥かに甘い基準が日本に持ち込まれるんです。。。しかも、完全な農産物関税撤廃で日本の農業は壊滅、250万人に影響! https://t.co/l2qFEN8hB5
— ぱらてん兎 (@paratenusagi) August 21, 2019
12月30日TPPが発効した。日本農業への影響は計り知れない。例えば、牛肉には現在38.5%の関税がかかっているが、TPP発効で27.5%となる。最終的には発効から16年目の2033年4月には9%まで下がる。消費者は牛肉が安くなって嬉しいだろうが、日本の畜産農家はたまらないだろう。
— オイシックス・ラ・大地 藤田和芳 (@DWMK_fujita) December 31, 2018
等、マイナスが口コミが
多々見受けられます。
農業に従事する僕は、
これらの口コミや意見を見ると
「TPP怖っ!これからが不安…」と
感じますが国が参加し動き出した歯車を
止めるのは個人の力ではどうにもできません。
ってことで、ここからはTPP11の
現状から今後どうなるのか?を
現役農家の僕が考察予想すると
その答えは
日本農業の衰退
が訪れるのではないかと感じています。
TPPによる関税撤廃の自由貿易の
メリットデメリットは以前、
TPPによる日本の農業へのメリット・デメリットをまとめてみた
にまとめていますが
おそらくこれからTPP加盟国の
安い農産物が日本中に流通します。
となると消費者は、
安い農産物に多く購入に動くので
必然的に日本の農作物は売れ残る
可能性が高くなるかなと。
となると日本の農業が生き残る方法は
- 価格競争
- 海外への輸出
ですが、おそらく日本の農家個人が
海外へ輸出へ舵を切るのはかなり
難しいと感じます。
というのも日本の農業従事者の
- 181.6万人
- 66%が65歳以上
という現実があるので、
その農業の中心となる高齢者が
新たな方向性として海外マーケットに
仕掛けるのは、かなり厳しいでしょう。
(そもそも農家人口を増やすことが課題となっているし…)
あくまで僕らは農家であり、
マーケターではありませんし。
もし日本の農作物を
海外に仕掛けるのであれば…
農産物を取り扱う
- 市場関連
- JA
といった大手機関が
軸になるかもしれませんが、
結局、販売手数料と言う名の
仲介マージン抜かれるのでこれまで通り、
農家に大きな儲けはないって話になります。
となるとやはり農家の減少に
歯止めがかからないのは、
言うまでもありません。
ちなみに政府は「攻めの農業」と題し、
2019年の農林水産物・食品の輸出額を1兆円にする
という大きな目標があるようですが、
果たしてどのような結果が待ってるのか?
気になるところ。
TPP11発効で
「もう日本の農業オワコンじゃね?」
なイメージがありますが、
ただ道はあります!
この件については、長くなるので
また別の機会にでもまとめていきますね。
まとめ
TPP11の日本への影響について
まとめてみましたいかがでしたか。
TPP11にEPA、
最近の日本の政府の制作は
グローバル化が目立っていますね。
これはこれで悪いことではないですが、
結局、そのグローバル化を進めていくのは
誰なんでしょうか?
政府?ビジネスマン?国民?
その点を踏まえてもっとわかりやすく
国民に政策を問うて欲しいものです。
今回のTPP11の日本への
影響について簡単にまとめると
・2019年の大きな影響はまだない
・今後は農業人口が減少する可能性が高い
になります。
農業に関する疑問やお悩み、
その他ご質問・コメント等が
ありましたらお気軽に下記よりご連絡ください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ブログ「農家ログ(名前は考え中)」の管理人りょー。 脱サラして新規就農する方、すでにしている方にアラサー現役農家りょーが農業に役立つ情報を福岡の田舎からお届け。現実的に語らなきゃ意味ない!ので結構辛口な面も時折ありますが…根は良いヤツだと思いますw 好きなモノ:温泉、麻雀、お酒、辛いモノ、女子w
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