若者の農業離れの原因とは?人口を増やす対策をアラサー農家が考えてみた

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農業の問題・対策について

こんにちは!

30代脱サラ農家の
りょーです。

今日も農業に関する情報を
わかりやすくご紹介します。

さて今回のテーマは

若者の農業離れ

についてです。

少子高齢化による人口の減少に
歯止めがきかない我が国日本。

「一体この先どうなっと?」

と日本のあり方に
不安がよぎりますが、
農業という分野においても

  • 就農者の高齢化
  • 後継者不足

といった様々な課題があり、
その課題を解決する為に国は
様々な施策を打ち、農家人口を
急増させようとしています。

そんな自然を相手にする
農業という業界の中で特に
深刻な問題が若者の農業離れ。

農業の未来を背負う若者が
新規であっても後継者であっても
増加しなければこの先の日本の農業は
お先真っ暗な感じがしますが…

そもそも日本の農業では
なぜ若者の農家離れが進むのか?

気になるところ。

そこで今回は 若者の
農業離れの原因について
深堀すると共に現役農家の僕が
農業人口が増える対策について
考えてみることにしました。

 

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農業のリアルな現状は?

まずはじめに、
若者の農家離れの原因に迫る前に!

現在のリアルな農業の現状を
調査したところ、農林業センサスの
情報によると現在の日本の農業は

  • 農業人口1985年542万2015年で209万人
  • 農業就業者の平均年齢は約66歳

と言うことが分かっています。

1985年当時は今の倍近い人が
就農していたいので現在は半分。

しかも農業に従事する多くの
農家は66歳以上と高齢化。

数字上のデータを読み取るだけで
農業は若者が少なく高齢者の多い
業界であることがわかります。

まるで日本社会の問題である
少子高齢化がそのまま農業に
スライドしたかのようにも感じますが、

現代の農業に対し、
なぜ若者離れが進んでるのか?

その原因について
深堀してみることにしました。

 

若者の農業離れの原因4つ

なぜ現在の若者は就農しないのか?

この原因について
僕なりに調査した結果し、
まとめてみた結果が僕が思うに

農業のイメージが悪い!

が1番の答えかなと感じました。

イメージが悪いとはどういうことなのか?

その原因については、
ネット上のSNSや記事を参考に
多く挙げられていた意見を元に
まとめみましたので参考にしてみてくださいね。

 

その1.初期投資が高すぎる

まず若者限らず多くの方が農業に
興味があっても就農しない理由の1つに

初期投資が高い

が挙げられます。

農業を始める場合、

  1. 農作物の選定
  2. 農地の用意
  3. 機械、資材の準備

等が挙げられますが
特に農地の用意、機械資材の
準備は莫大なお金が必要になります。

元々農地があれば、
そこまで気になる必要はありませんが、
農地がなければ農地の借り入れ、
売買が必要となります。

また機械や設備投資、資材の購入など
農業をスタートするときに必要な
初期投資は農作物にもよりますが、
何百万~何千万は当たり前だったりします。

これらの初期投資がバカ高いことが
若者のみならず多くの方の就農の
足止めをしていることは
間違いありません。

 

その2.収入や休みが不安定

若者の農業離れの原因の1つに

収入や休みが不安定

があります。

あくまで若者が農業という職業に
対するイメージのお話になりますが、
これはまさしく、ごもっとも!ですね。

僕自身、就農し現在に至りますが、
収入も休みも不安定な日々を
送っています。

この件については

脱サラ農業の現実を30代現役農家が告白!体感して分かったメリット・デメリット

にまとめていますので
気になる方はチェックしてみてください。

農業の休みに関しては
自分次第といえるので
そこまで気になりませんが、
特に問題なのは収入の方です。

自然を相手にする農業は
天候や災害などはリアルに
収入に繋がっていきますからね。

その他にも

TPPによる日本の農業へのメリット・デメリットをまとめてみた

等の問題もありますし。

毎日平和であれ!と願うのは、
農家ならではなのかもしれませんが、
収入や休みの不安定さが現在の若者の
生活スタイルと反してるのは農家離れの
1つの原因といえるでしょう。

 

その3.そもそも農地がない

農業離れと言わず
そもそも農業ができない、
やれないの原因の1つに

農地がない

があります。

農家=農地がある!が
そもそもの先入観にあり、
農地を持たない人はそこで
農業ができないと考えてる方は
意外と少なくありません。

ぶっちゃけると
農地がなくてもできるのですが…
(借りたり買ったりとか)

ただその前に

  1. 農地がない状態でのやり方
  2. 農地の探し方

が分からないからこそ、
多くの方がやりたくても勝手に
蓋を閉じて諦めている現実が
農業の分野には少なからず
存在します。

 

その4.見てくれが悪い

若者の農業離れの原因に

見てくれが悪い

があります。

この見てくれとは何なのか?
というと服装や見た目、仕事内容等
農家という職業のイメージですね。

過去に

農業の3Kとはどんなイメージ?昔と今の違いを現役農家がまとめてみた

等でもまとめていますが、
農家の見た目のイメージは
オシャレから程遠く汚いといった
イメージが先行しています。

その上に体力勝負で汗をかき、
土で汚れるときたものですから、
職種によりそもそも無理と思う方も
多くいることでしょう。

農業の見てくれが悪い、
この点が大きく改善されるのは、
今農業をしている現役農家の僕らの
役目の1つではないかと思うばかりです。

 

人口を増やす対策を考えてみた

若者の農業離れの原因や理由について
いろいろと調査しまとめてきましたが、
ここからは現役農家の僕が農家人口を
増やす為の対策をない頭を使って

これでもか!

と考えてみることにしましたw

若者と言わず農業人口を
増やす為の1つの対策として
参考にして頂けたら幸いです。

 

その1.農業の情報発信をする

まず僕が若者の農家離れを阻止し、
農家人口を増やす対策として
考えたのが

農業の情報発信をする

です。

これは農家、農業関連者含めて
情報発信をすることを指します。

情報発信というと
ちょっと難しそうですが、
やり方が超簡単でして例で言えば

  • facebook
  • twitter
  • インスタ

等、ネットを使った発信です。

農家目線でしたら今育てている作物や
農地の状況などを日記のようにアップ。

農業関連目線でしたら
農業に関連する商品等をアップですね。

ちょっとしたことでいいので
農業とはどんな仕事?という点を
もっと世に広めることが僕は農業人口を
増やす為の1つの対策ではないかと思います。

テレビやラジオ等では農業の良い部分だけを
切り取るように農業を紹介してますが
やはり、それだけでは弱い。

本気で農業人口を増やすのであれば、
1人1人の農家が現在の仕組みを利用した
「今」の農業スタイルに変化することが
特に重要だと感じています。

まずは何事もはじめることから!

ちょっとした行動でもまずはやる!
ことに意味があると僕は思います。

 

その2.儲かる農業を全面に押し出す

農業人口を増やす為に
対策の1つとして

儲かる農業を全面に押し出す

事は重要項目の1つです。

テレビでは攻めの農業とか
お偉いさんが言ってますが、
これ全然響きませんw

営業、輸出、小売り?

何をもって攻めるのか?
漠然としたイメージが強い。

それよりも儲かる農業、
こっちの方が絶対良いです!

具体的にどうやって儲かるのか?

ここまでの落とし込みがあって
かつリアルな数字があれば農業で
稼ぐことがより現実的になります。

僕自身は
儲かる農業を賛成派なので
この先、リアルな農業収入を
このブログで掲載する予定ですw

少しでも多くの方が
リアルな農業の数字をもって
農業をしていることを胸をはって
公言してもらえたらなと思うばかりです。

ぶっちゃけた話、
農家で年収1000万の
若い方は意外と多いというw

 

その3.スマート農業の普及させる

これからの若者に
農業を普及させるために
絶対必須条件となるのが

スマート農業の普及

です。

僕自身はまだスマート農業には
手を出していませんが、この先、
スマート農業の時代が絶対くると
思って就農しました。

AIやIOTによる栽培管理、
自動ロボットによる収穫。

ドローンによる肥料、農薬散布

SNSによるデータの可視化、共有。

等、時代が
急激に変化してるからこそ
これから先、農業のIT化は
いずれ当たり前になってくると思います。

そしてそこから始まる
農業の効率化に収益化、
そして情報発信。

一部の農家さんや会社では
すでにスマート農業を取り入れ、
実績をあげている事例があるので
これからますますスマート農業が
普及することはまず間違いありません。

後は、スマート農業の導入費。

ぶっちゃけると、
今は業界の価格に振れ幅があり、
安定していませんが早く安定して
お手頃なお値段で導入出来る日が
来ることを願うばかり。

農家人口を増やす為にも
各農業関係者の頑張りに
大きく期待したいところです。

 

まとめ

 

若者の農業離れの原因について
まとめてみましたがいかがでしたか。

なぜ若者は就農しないのか?

の原因や理由について
片っ端から調査しまとめてきました。

僕自身、元々サラリーマンでしたが、
当時を振り返ると農業という職種の選択は
全く論外でまさか今自分が農家になる!
なんて思ってもいませんでした。

ひょんなきっかけから今現在、
農家としての人生を歩んでますがw

選んだ道に後悔はなく、
時折大変な場面があっても
それ以上に楽しく歩んでいるのは
間違いありません。

1人1人の農業に対する興味が
興味で終わらないように少しでも
農業に興味を持って貰えるように
引き続きこのブログではリアルを追求し、
農家及び農業に興味がある方向けに
情報を発信していきたいと思います。

若者の農業離れについて
簡単にまとめると

・原因はそもそものイメージが悪い
・対策は楽して儲かる農業を普及させる

になります。

最後までお読み頂きありがとうございました。

農業に関する疑問やお悩み、
その他ご質問・コメント等が
ありましたらお気軽に下記よりご連絡ください。

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