こんにちは!
30代脱サラ農家の
りょーです。
今日も農業に関する情報を
わかりやすくご紹介します。
さて今回のテーマは
化成肥料のメリット、デメリット
についてです。
多数ある肥料の1つ、化成肥料。
僕の周りの農家さんに
化成肥料の施肥について
お話すると
A「使ったがよかバイ!」
B「使わんがよかバイ!」
と有機肥料と違い賛否両論の
意見が飛び交いますw
なぜ農家さんにより
化成肥料の使用に対し、
良し悪しがあるのか?
疑問だったので。
今回は 化成肥料の
メリットやデメリットを
まとめてみることにしました。
化成肥料のメリットとは?
それでは早速、
化成肥料のメリットについて
チェックしていきましょう。
メリットその1.即効性がある
僕自身、化成肥料について
調査した結果、化成肥料の
1番のメリットとも言えるのが
速効性
です。
化成肥料は有機肥料に比べ、
肥料が水に溶けやすく植物の成長に
必要な成分を素早く供給できます。
メリットその2.価格が安い
化成肥料は有機肥料に比べ、
肥料の価格が安い
です。
有機肥料は油かすや牛糞など有機物を
原料としており大量生産が難しいですが
その点、化成肥料は、主に空気中の窒素や
鉱石等の無機物を原料にしている為、
大量生産することが可能です。
有機物と違い無機物を利用した肥料は、
工場で大量生産しやすい、その分、価格も
安く手に入りやすい肥料と言えます。
メリットその3.臭いやガスが発生しない
有機肥料の場合、
有機物独特の匂いやガスが
発生しやすいですが化成肥料は
臭いやガスが発生しません。
有機肥料の散布の際、毎回独特の
肥料の臭いにストレスに感じますが
その点、化成肥料は臭いがなく、
ストレスフリーで施肥頂けます。
メリットその4.初心者でも使いやすい
化成肥料は
初心者でも使いやすい
肥料の1つです。
有機肥料は肥料の3要素の比率に
バラつきがあり、肥料の組み合わせや
バランスの調整が必要ですが、
化成肥料は基本的に
- 粒
- 大きさ
- 成分
が均等の為、むらなく散布できます。
施肥量の管理がしやすいので
現代の農業で使用される肥料は
化学肥料が主流となっています。
化成肥料の種類により、
肥料成分の濃淡がありますが
僕の使ってみて思ったことは
「使いやすっ」「効果の早さー」
な肥料ですね。
化成肥料のデメリットとは?
メリットがあれば、
デメリットもある。
ってことで続いて、
化成肥料のデメリットについて
調査しまとめてみることに。
デメリットその1.持続性が低い
化成肥料は数ある肥料の中でも
速効性がある肥料ですが、
持続性が低い
肥料でもあります。
なので肥料効果が切れる前に
施肥する必要があります。
ランナーで例えるなら長距離ではなく
短距離ランナーな感じですね。
デメリットその2.肥料やけしやすい
植物への肥料散布後の効果が
目でみて分かる化成肥料ですが
デメリットの1つに
肥料やけしやすい
があります。
肥料焼けとはどんな症状?画像で分かる見分け方と復活する方法まとめ
化成肥料は速効性があるので
植物の成長促進や収穫量増加の為に
過剰に使用してしまいがちですが
過剰に使用すると肥料やけします。
植物の萎凋に始まり、
枯死する恐れがあるので
過剰使用には注意しましょう。
デメリットその3.土壌改良ができない
有機肥料と違い化成肥料では
土壌改良できません。
有機肥料の場合は
- 肥料成分を微生物が分解
- 微生物が土壌改良する
- 植物が栄養を吸収する
といった流れで
肥料が植物に届くまでの
道のりがありますが化成肥料は
- 植物が栄養を吸収する
しかない為、土壌を
豊かにすることはありません。
土壌の改良がされないと
結果的に土壌の微生物が死滅し、
病原菌や病害虫が発生しやすくなります。
その為、化成肥料のみで植物を
栽培すると土壌の有機物がなくなり、
最終的に土の柔らかさが無くなることを
覚えておきましょう。
まとめ
化成肥料のメリットとデメリットについて
まとめてみましたがいかがでしたか。
化成肥料は初心者でも使いやすく
効果を目で見て感じやすい肥料ですが、
使いすぎには禁物です。
何事もバランスが大事!
有機肥料と化成肥料、それぞれの
メリット、デメリットを理解して
効果的な散布を行っていきましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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ブログ「農家ログ(名前は考え中)」の管理人りょー。 脱サラして新規就農する方、すでにしている方にアラサー現役農家りょーが農業に役立つ情報を福岡の田舎からお届け。現実的に語らなきゃ意味ない!ので結構辛口な面も時折ありますが…根は良いヤツだと思いますw 好きなモノ:温泉、麻雀、お酒、辛いモノ、女子w
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