土壌ecとはを簡単に!農作物に良い適正値と測定する方法も紹介

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土作り・肥料について

こんにちは!

30代脱サラ農家の
りょーです。

今日も農業に関する情報を
わかりやすくご紹介します。

さて今回のテーマは

土壌ec

についてです。

農家になり、
農作物を育てるとなると
気になるのが土壌の状態ですよね。

土壌を診断するにあたり
土壌phの測定は一般的ですが
最近では土壌ecの診断に注目が
集まっています。

とは言っても「土壌ecって何?」という
そもそもの意味が分からないと
測定しても意味がないので。

ここでは 土壌ecとは?を簡単に
ご紹介すると共に農作物に良い
土壌の適正値と測定する方法を
まとめてご紹介します。

それでは早速、参りましょう!

 

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土壌ecとはを簡単に!

土壌ecとは?について
まずこの言葉の意味を
ご紹介すると土壌ecの意味は

土壌の電気伝導度(electrical conductivity)

になります。

もう言葉が専門用語すぎて
「電気伝導度って何ぞや?」
って感じですがw

土壌ecとは?を簡単にご紹介すると

土壌内の塩類濃度の数値化

になります。

ちょっと言葉が聞きなれないので
わかりにくいかもしれませんが。

土の中の話から土壌ecを説明すると
僕らが育てる農作物の土の中には 農作物を
育てる上で欠かせない大事な成分が多数存在します。

その成分の一部に

  • カルシウム
  • マグネシウム
  • カリウム
  • 硝酸
  • 硫安

等といった塩類系の成分が土の中に
溶け込んでおり、これらの塩類系の成分が
土の中にどのくらい溶け込んでいるのか?
数値化した言葉が土壌ecになります。

もっと深く話せば長くなりますが、
土壌ecで押さえるべきポイントは
結局、

1. 土壌内の塩分濃度を知ること

であり、塩分濃度が多い少ないを知ることが

2. 農作物の生育につながる

と覚えておきましょう。

ちなみに土壌ecの単位についてですが、
こちらはecはなく(mS/cm)や (dS/m)で
表記されます。

専門用語が多すぎて
「?」だらけかもですが、
この章での土壌ecの大事なポイントは

  1. 土壌ecは土壌内の塩類濃度の数値化
  2. 土壌ecを知ることは生育につながる
  3. 土壌ecの単位は(mS/cm) (dS/m)

です。

 

農作物に良い土壌ec適正値について

土壌ecのことが
何となくわかったところで
続いて農作物に良い土壌ecの
適正値についてお話すると

土壌ecの適正値は農作物により様々

なので一概にこれという適正値はありません。

土壌ecの単位は
主に0~1で表記されますが
農作物により土壌ecが高い土壌を
好む作物もあれば、土壌ecが低い
土壌を好む作物が存在します。

例)大麦→1.5
きゅうり→0.3

等、このように
土壌ecが高い、低いは
農作物により良い、悪いに繋がるので
土壌ecを測る前に 育てる作物が好む土壌ecの
適正値を知るようにしましょう。

農作物が好む土壌ecの
適正値を知ることができれば、
農作物を植える前に農作物が好む
土壌を作ることができます。

後で追肥して土壌ecを整えるよりも
元肥の段階で土壌改良した方が断然、
効率的なのでこれから農作物を育てる方は、
先に農作物が好む土壌ecを
知ることをおすすめします。

ちなみに土壌phの考え方で
土壌ecを考えるのであれば
土壌ecの基準は

0.6前後

が妥当かなと僕は思います。

 

土壌ecを測定する方法

土壌ecが知りたい!

ってことでここからは
土壌ecの測定方法についてですが
ご紹介しますが土壌ecの測定方法は
主に

  1. 土壌ec測定器で測定する
  2. 肥料屋さん等の機関に土を採取or持っていく

が一般的です。

土壌ecを自力で測る場合は
測定器がおすすめですが自らの測定に
自信がない場合はプロに任せるが1番。

土壌ecの測定次第で
現在の土壌の状態が見え、
その後の対策も変わってきます。

農作物を植える前の土壌の状態や
現段階の農作物の成長が気になったら
土壌ecのチェックを行いましょう。

 

まとめ

 

土壌ecとはについて
まとめてみましたがいかがでしたか。

作物を上手に育てる為には肥料や
水を与えることも大事ですが
phやecを知ることも大事な
ポイントの1つになります。

総合的に理解し、実践する!

ことが結果として農作物の
効率的な成長促進につながるので
1つ1つ学び日々、実践していきましょう。

今回土壌ecとはについて
簡単にまとめると

・土壌内の塩類濃度の数値化
・適正値は農作物により様々
・測定する方法は測定器か頼む

になります。

農業に関する疑問やお悩み等、
その他ご質問がありましたら
お気軽に下記よりご連絡ください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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