こんにちは!
30代脱サラ農家の
りょーです。
今日も農業に関する情報を
わかりやすくご紹介します。
さて今回のテーマは
新規就農の開業資金
についてです。
脱サラして農業を!と思っても、
一体どのくらい資金が必要なのか?
わからないものですよね。
実際に農業を始めると農地に機械、
農作物の種や苗代に肥料や農薬代等に
お金がかかりますが…
実際に新規就農を始めた人達は、
どのくらいの資金を用意して始めたのか?
平均の金額や資金なしでできるのか?
と気になる方もいらっしゃると思うので。
今回は新規就農の開業資金について
その裏側をご紹介します。
新規就農の開業資金はいくら?
まずはじめに。
新規就農の開業資金について
現役農家の僕が思う答えはというと
新規就農の開業資金は様々
になります。
一体どういうことなのか?
と言うと 新規就農をする方の状況により、
開業資金が大きく異なるんですね。
これから自ら農業を始めるとして
開業資金を用意しなきゃといっても
農家になるケースは人に様々で主に
- 農家を継ぐ人
- 農地があり新規就農をする人
- 農地がなく新規就農をする人
の3パターンに分類されます。
ケースその1.農家を継ぐ人
農家を継ぐ人は
家族の後継ぎといった形で
新規就農されるので下手すれば
資金なしで就農することが可能です。
ただ農家を継ぐで違う農作物に
挑戦となると開業資金が必要ですが、
最低限の機械や農地はあるので
自己資金は少ないと言えます。
ケースその2.農地があり新規就農する人
農地があり新規就農する人の場合は
農地以外の資金を用意する必要があります。
農地以外の開業資金についてですが、
育てる農作物によって初期投資が
大きく異なるので開業資金の平均を
出すのは難しいと言えます。
ケースその3.農地がなく新規就農をする人
農地がなく新規就農をする人の場合は
1から全てを用意する必要があります。
農地の購入また賃貸から始まり、資材投資等、
1番開業資金を集めるのが大変なタイプです。
このように
- 新規就農する人の状況
- 育てる農作物
により開業資金は大きく変わるので
これが正解と言える開業資金はないと
いえます。
新規就農の開業資金の平均は?
ちなみネット上で新規就農者の
開業資金の平均について調査したところ
全国新規就農相談センターの情報を元に
ざっくりと平均をお答えすると
自己資金の平均は約200万前後
が平均であることが分かっています。
開業資金の内訳としては
- 生活費
- 設備投資
ですが実際に1年目に必要な
開業資金の平均はというと
約550万前後
という結果に。
もうこの時点で見てお分かりの通り、
「全然、お金足りん!」ですねw
冒頭でも申し上げた通り、
就農する状況や育てる農作物により、
開業資金は変動しますが間違いなく
開業資金が足りないケースがほとんどです。
その為、多くの新規就農の方は
自ら用意した資金が足りない分を
借り入れで補っているケースが多く
僕自身も新規就農時は借入で
スタートしています。
っというよりも、
新規就農時の初期投資が莫大だったので
借り入れを前提で就農をスタートさせた
といった感じですね。
ただもしあなたが
これから新規就農を考えていて
自己資金だけでスタートしたい!
と思うのであれば新規就農前に
資金の調達方法を考え
- 生活資金
- 就農資金
の 2パターンに分けて計画を
立てることをおすすめします。
脱サラし新規で農業をスタートすると
始まりは大きな初期投資が必要ですが、
就農後に大きく経費がかかることはありません。
なので
- 1年目の初期投資と1年間の生活費
- 年間の売り上げと経費
を押さえておけば意外と
将来的な数字は見えてくるので
新規就農前に最低限の数字を
弾いておきましょう。
ちなみに僕の経験上の話ですが、
開業資金とは別に生活費として
100~200万
あると結構、心に余裕が生れます。
農業は育てる農作物により
1年間収入がない場合もありますので
最低1年間の生活費は確保することを
おすすめします。
開業資金ゼロで始める方法
「脱サラして農業をしたい、けど資金がない。」
と言う方にここからは新規就農を
開業資金ゼロで始める方法をお伝えします。
宝くじを当ててスタートする!
とか非現実的な方法ではなくw
現実的な方法なので1つの
選択肢として参考にしてみてくださいね。
その1.融資を受ける
開業資金なしで農業を考える方が
新規就農する為に資金を集める方法として
1番多いのが
融資を受ける
です。
農業は自らが用意した開業資金以上に
莫大な初期投資がかかることが大半なので
これらの資金を用意する為にJAや国に
融資の申請を行います。
新規就農の開業資金の融資となると
大きな金額が動きますがしっかりと
て計画を練り返済計画を作れば、
数年から10年内に完済可能です。
この点に関しては融資先の
機関の方とお話すれば少しずつ
答えが見えてくるものです。
こればかりは
経験しないとわかりませんが…
ただ今は1つの開業資金の
作り方として押さえておきましょう。
その2.補助金を利用する
新規就農限らず農業には、
実はさまざまな補助金制度が存在します。
農作物や機械などに対する
補助金が多く存在しますが
新規就農をする場合は
農業次世代人材投資資金
という制度があり、
こちらの制度を活用し、
新規就農をすると
年間で最大150万円
の補助金を受け取ることが可能です。
※年齢制限、条件あり
自己資金がない場合はこの補助金を活用し
設備投資に回すこともできるので1つの
資金集めとして覚えておきましょう。
その3.クラウドファンディングを利用する
インターネット上を通して
不特定多数の人が個人や組織に資金の
提供や協力を行うクラウドファンデングも
新規就農の開業資金集めに有効です。
ただこちらを利用する場合は、
自らのアイデアをネット上で
プレゼンテーションする必要があり、
プレゼンに共感して下さるスポンサーさんが
集まらないと資金を集めることはできません。
また資金を提供してくださるスポンサーさんに
対しては資金提供分の見返りも必要になるので
その点を押さえて活用することをおすすめします。
知らないよりは知っておいて損はない、
資金集めであることは間違いないので
活用する場合はまずはネットで調査し
少しずつ準備を整えてみてくださいね。
まとめ
新規就農の開業資金について
まとめてみましたがいかがでしたか。
農業で起業するとなると
農作物や場合により大きな
お金が必要になってきます。
開業資金が大きいと
新規就農が不安にもなりますが
ただこれはあくまで投資なので
その後、回収できる見込みがあれば、
僕は問題ないと考え、新規就農を
スタートしました。
車や家と違い、
農業は環境さえ整えれば、
長い間、お金を産む
のでまずは冷静になって時間をかけて
将来的な計画を立てていきましょう。
今回の新規就農の開業資金について
簡単にまとめると
・環境や農作物により様々
・開業資金の平均は200万前後
・資金ゼロで始める場合は機関やネットを活用する
になります。
農業に関する疑問やお悩み、
その他ご質問・コメント等が
ありましたらお気軽に下記よりご連絡ください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ブログ「農家ログ(名前は考え中)」の管理人りょー。 脱サラして新規就農する方、すでにしている方にアラサー現役農家りょーが農業に役立つ情報を福岡の田舎からお届け。現実的に語らなきゃ意味ない!ので結構辛口な面も時折ありますが…根は良いヤツだと思いますw 好きなモノ:温泉、麻雀、お酒、辛いモノ、女子w
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